ハロウィン前後から冬にかけて多く目にするかぼちゃ。
実は、身体の老化を進める活性酸素を除去してくれる抗酸化作用が非常に強力な野菜なんです。
そんなかぼちゃの特徴と調理上の注意点についてみていきましょう。
かぼちゃの特徴とは?
超抗酸化食材!老化抑制・風邪やがん予防に。
かぼちゃには、にんじんやほうれん草と同じようにβ-カロテンが豊富に含まれている緑黄色野菜の代表格的存在です。
β-カロテンは、がんの原因となる活性酸素の活動を抑制する抗酸化作用が強力な栄養素です。
この栄養は、単体で採るよりも、同じく抗酸化作用があるビタミンCやビタミンEと一緒にとると効果的ですが、かぼちゃはその3つが全て豊富に入っている貴重な食材です。
疲労回復のビタミンB群も豊富!
他にも「精神的ビタミン」であるビタミンB1やビタミンB2も比較的多く含まれているので、まさに栄養ぎっしりの心強い野菜です。
ちなみに、かぼちゃには「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」がありますが、中身の栄養量が異なります。西洋かぼちゃの方が、糖質が約2倍で味も甘く、β-カロテン量も約4倍以上と、大きな差があります。
今では日本で栽培されているのも、スーパーで売っているのもほとんど西洋かぼちゃなのであまり気にし過ぎなくても良いですが、念頭に置いておくとよいでしょう。
代表的な栄養素
※可食部100gあたり
・β-カロテン…4000μg
・ビタミンB1…0.07mg
・ビタミンB2…0.09mg
・ビタミンC…43mg
・ビタミンE…4.9mg
・カルシウム…15mg
・食物繊維…3.5mg
かぼちゃの上手な摂り方
おすすめの調理法
β-カロテンは、かぼちゃの「わた」の部分に多く含まれている(果肉の約5倍!)ので、全部捨てずに出来る限り食べることをおすすめします。
かぼちゃの特長であるβ-カロテンとビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に摂ると身体への吸収効率がUPします。
気を付ける調理法
かぼちゃのビタミンCは、でんぷんに守られており比較的熱に強いです。ただし、茹でてしまうとお湯にビタミンCが流れ出てしまうため、焼いたり炒めたりするのが良いでしょう。煮物にした場合は、煮汁も美味しくいただきましょう。
オススメの食べ合わせ
・バター…バターのビタミンAがかぼちゃのカロテンの吸収を高めてくれます。
レシピ例
かぼちゃの煮物 王道のかぼちゃの煮物。温かくても冷めても美味しいです!
豚レバーとかぼちゃのしぐれ煮 豚レバーの脂質と一緒にとってかぼちゃの栄養吸収効果もUP!
かぼちゃサラダ マヨネーズと一緒に混ぜてかぼちゃの栄養吸収効果もUP!
期待できる効果
・がん予防
・生活習慣病予防
・冷え性改善
・イライラ解消
最後に
いかがでしたでしょうか?
ほくほく甘くて美味しいかぼちゃですが、強力な抗酸化力を持っているんですね!
長期保存出来るのもうなずけます。
たくさん食べて身体の健康維持向上にも役立てましょう!