身体に有害な活性酸素から身体の細胞を守ってくれることで有名なビタミンC。
その特徴と作用を説明いたします!
ビタミンCの特徴とは?
強力な抗酸化作用で身体を守ってくれる!
ビタミンCは、多くの栄養素の中でもトップレベルの抗酸化作用が期待される栄養素です。
老化促進、がんや動脈硬化など、身体に様々な悪影響を及ぼす活性酸素に対し、掃除屋さんとしてそれらを除去してくれるのがビタミンCの主な特徴です。
では、以下で具体的な作用をみていきましょう。
ビタミンCの作用
抗酸化作用
身体に様々な悪影響を及ぼす活性酸素を除去してくれるのがビタミンCですが、以下のようなものを予防する効果があります。
- 動脈硬化予防
- 脳卒中予防
- 心筋梗塞予防
- 抗がん作用
これらは命に直接大きく関わる部分なので、普段からビタミンCを意識して摂っていきたいですね。
コラーゲン合成
皮膚や骨などを強化するコラーゲンの合成に必須なのがビタミンCです。
このために、ビタミンCは美容にも効果的といわれます。肌荒れや日焼け(=やけど)で肌が傷んだとしても、ビタミンCをしっかり採っていれば傷の修復が早くなされるためです。
抗ストレス
抗ストレス作用をもつ副腎皮質ホルモンの合成をビタミンCが促すといわれています。
鉄の吸収力アップ
ビタミンCは腸での鉄の吸収も促進してくれます。
鉄には動物性のもの(レバー等)と植物性(ひじき等)の2種類ありますが、ビタミンCは特に植物性の鉄の吸収率をアップさせる作用があります。
植物性のものでは、ひじきや菜の花、ほうれん草、小松菜などが多く鉄分を含んでいる為、一緒に採ると効果的ですね。
ビタミンCの上手な摂り方
これだけ多くの良い点があるビタミンCですが、身体に効率よく吸収させる必要があります。
以下の摂り方で、ビタミンCをモノにしていきましょう!
調理上の注意点
ビタミンCを持つ食品を調理する時には大きく2つの注意点があります。
- 熱に弱い
→ ビタミンCは特に熱に弱い為、出来るのであれば生食が良いでしょう。加熱する時には以下の水溶性に気をつけます。
- 水に溶け出しやすい
→ 長時間茹でてしまうとビタミンCが流れ出てしまいます。3分茹でるとなんとビタミンCが半減!茹でるよりは蒸す方が効果的です。
過剰摂取すると?
すぐに排出されるため、摂りすぎには特に心配はいりません。
ビタミンCが不足すると?
歯ぐきや皮膚下から壊血病になるといわれています。
ビタミンCが含まれる主な食材
・赤ピーマン
・菜の花
・ブロッコリー
・柿
最後に
身体に良いことだらけのビタミンCですが、その反面、壊れやすい栄養素でもある為、効率よく身体に取り入れていきたいですね!
調理法も気にして上手く活用していきましょう。