身体の風邪予防や健康維持の為にとても有功な栄養素、ビタミンAの特徴や作用について深掘っていきましょう。
ビタミンAの特徴とは?
免疫力を高めて身体を丈夫に!
ビタミンAは風邪やインフルエンザなどの感染症予防や、抗酸化作用により身体を健康に保ってくれる栄養素です。
摂り過ぎても良くないですが、健康維持の為には必須の栄養素でもあります。
具体的にどんな作用があるのか、以下で説明していきます。
ビタミンAの作用
感染症予防
ビタミンAは皮膚やのど、肺、鼻など呼吸器の粘膜を正常に保つ働きがあり、これにより免疫力アップし、風邪やインフルエンザなど感染症の予防につながります。
また、気管支炎や鼻炎の症状も緩和してくれるともいわれています。
抗酸化作用
β-カロテンは必要に応じてビタミンAに変化する栄養素ですが、このβ-カロテンには強力な抗酸化作用があり、老化抑制やがん細胞の抑制にも働きかけてくれます。
目の健康に効く
ビタミンAは目の健康にも作用します。不足してしまうと暗いところで目が見えづらくなるなど影響がでてきます。
眼精疲労やドライアイに対しても症状緩和してくれるともいわれています。
ビタミンAの上手な摂り方
ビタミンAは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率があがります。
油で炒めものにするのが良いでしょう。
調理上の注意点
熱に対してやや不安定ではありますが、特に注意点はありません。上記のように油と一緒に摂ると身体に吸収されやすくなります。
過剰摂取すると?
ビタミンAは摂りすぎると嘔吐や頭痛の症状、脂肪肝になったり骨の障害が起こったりします。
また、妊娠の初期に摂りすぎると奇形児が生まれてくる可能性が高まるともいわれています。
ちなみにビタミンAに変身する前のβ-カロテンには過剰症はありません。
ビタミンAが不足すると?
過剰摂取の場合良くないことがわかりましたが、不足しても困ります。
ビタミンAが不足すると皮膚や呼吸器の粘膜の働きが弱くなり、感染症にかかりやすくなってしまいます。
また、ビタミンAは目が光を感じるのに必要な成分とも言われているため、暗いところで目が見えにくくなってしまうこともあります。
ビタミンAが含まれる主な食材
・レバー(食べすぎ注意)
・きも(食べすぎ注意)
・モロヘイヤ
・にんじん
最後に
健康維持の為には必要不可欠のビタミンAですが、過剰摂取にも注意が必要です。
野菜に多いβ-カロテンは必要な分だけビタミンAになってくれるので、レバーを食べるときだけ量に気をつけましょう!